でこぼこよみもの

『デコボコ』だけど相当『平凡』な人たちの『でこぼこ』した話

【ジョン・レノン3点セット】~これを聴けばジョンの魂に触れられます!

1980年の今日12月8日はジョン・レノンが凶弾に倒れて、亡くなった日です。

 

よくメディアではその出来事は世界に衝撃を与えたと言われていますが、当時はそのニュース報道はそんなに大きく伝えられていなかったと記憶していますがいかがでしょうか。私はその数年前に亡くなったエルビス・プレスリーの時ほど日本では報道されなかったのではと思いますが。

今となっては音楽界を根底から変えてしまったといわれているビートルズですが、そのリーダーであったジョン・レノンはカリスマ、ロックスターになればなるほど苦しんでいったのではないかと思います。1970年のビートルズ解散後はロックスターだけではなく平和活動家として文字通り先頭に立って活動をしていました。その動向は常にFBIにもマークされていたことが後年明らかにもなりました。

そんなカリスマにも登りつめたジョンですが、やっぱり彼の活動や生き様は彼が発表し続けた音楽にあるように思えます。

というわけで、今日はジョンレノンがビートルズ解散後にどんな歌を唄い、どんな音楽を発表してきたかが、よくわかる代表作を3枚厳選してご紹介します。

 

 

 【ジョンの魂】~ミレニアム・エディション~

ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~

ジョンの魂 ~ミレニアム・エディション~

  • アーティスト:ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/10/09
  • メディア: CD
 

 ビートルズ解散後にプラスティック・オノ・バンド名義で発表されたソロ作第1弾。

陽だまりの中、妻で前衛芸術家のオノ・ヨーコにもたれかかる印象的なジャケットで知られる有名な作品です。ビートルズ時代とは違い内省的かつストレートな曲と歌詞。

参加メンバーはドラマーは元のバンド仲間であるリンゴ・スター、クラウス・ブーアマン(ビートルズリボルバーのアルバムジャケットのイラストを描いた人です)、そしてギターとピアノはジョン本人です(一部の曲には妻のヨーコ、ビートルズのレコードに唯一メンバーとともに演奏者にクレジットされたビリー・プレストン、そして60年代の音楽界を代表するカリスマプロデューサーでこのアルバムの共同プロデューサーのフィル・スペクターが参加)。 

ビートルズ時代とはトーンが違って一見地味で暗い印象が持たれる作品ですが、シンプルなバンドサウンドとジョンの絶叫のようなヴォーカルとささやくような歌は聴く者の心を激しく打ちます。自分が落ち込んだり、また何かに悩んでいる時など、また雨が降り続いている時などに聴くのがいいかもしれません。

 

 

【ダブル・ファンタジー】~ミレニアム・エディション~ 

ダブル・ファンタジー ~ミレニアム・エディション~

ダブル・ファンタジー ~ミレニアム・エディション~

 

その10年後発表されたアルバム。このアルバムジャケットを撮影したのは篠山紀信さんだそうです。オノ・ヨーコさんとの共同アルバムでまさにファンタジーな内容、前作より5年後の作品とはいえ大変印象的な仕上がりとなっています。このアルバムが発売された直後、自宅前で銃撃され命を落としました。

ジョンの魂を聴くと、アルバムの冒頭は暗~い鐘の音から「mother~♪」という悲痛な叫びから始まりますが、その10年後のこのアルバムでは軽やかな鐘の音に導かれて「Our life together~♪」と、これからの新たな素晴らしいスタートを予感させてくれる始まりとなっています。結果的にこれが彼の遺作となってしまったことを考えるとまさに涙なしでは聴くことはできません。

でも、彼の残した素晴らしい音楽がこれからもきっと私たちに勇気や励まし、癒し、そして生きる力を与え続けてくれるでしょう。

 

 

あれ!ジョンレノンと言えばあの曲が入っていないじゃん!と思ったそこのあなた、その通りです。上の2枚にはあの曲が入っていないのです。

そう「イマジン」が! 

でも、ご安心ください、そんな方のために、ありますよ、いいアルバムが!

 

【The John Lennon Collection】 

The John Lennon Collection

The John Lennon Collection

  • アーティスト:ジョン・レノン
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1989/11/29
  • メディア: CD
 

 そうです!これを聴けばとりあえずジョン・レノンがソロ活動でどういった曲を発表してきたかおおよそが分かります。

「イマジン」をはじめ「平和を我らに」「ジェラス・ガイ」「パワー・トゥー・ザ・ピープル」「コールドターキー」等々、上の名盤2枚では聴けない名曲ぞろいで彼のソロキャリアも知ることができるお得な1枚となっております。聴けば彼の本質、ロックの本質に触れられるに違いありません。

しかもこのジャケットの写真の撮影日はなんと1980年12月3日と8日!だそうです。まさに亡くなる直前の貴重なショットとなっております。個人的には中ジャケのベッドでギターをつま弾いている姿のショットが特に好きです。後の神格化されたジョン・レノン像とは違い、ただのギター好きのバンド少年って感じで勝手に親近感が湧きます(こんなんできたんだけど、どう?って訊いてくる感じで…)。

 

以上となります。

これであなたもしばらくはジョン・レノンの虜になること間違いなし!

思いっきり部屋に籠りたい気分だったり、泣きたい気分の方は特にオススメです。

 

 

また、偶然ですが、つい先日アフガニスタンで長年支援活動を行っていた医師の中村哲さんも何者かの銃弾に倒れてお亡くなりになりました。

ロックスターと医師になんの共通点があるのか?と皆様もお感じでしょうが、このお二人の共通点は「人間が毎日平和に暮らすことを願い考え、そして実行した」ことでしょう。そして、ジョンは音楽の枠を超えたロックスターという知名度を生かした活動、また中村さんは医師という枠を超えた「人間が武器による紛争解決ではなく、お互い相手を尊重する活動」に重きを置いたことでもあります。

この場を借りて謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

 

では、次回までごきげんよう(^_^)/