でこぼこよみもの

人生、山ばかりでも谷ばかりでもなく…という話

田舎者が感じた「テルマエ・ロマエ」風の衝撃と希望!③

お久しぶりになりましたが、田舎者シリーズ最終回です。

最終回は、引っ越しをする直前のお話になります。よろしければお付き合いください。

 

前回までの記事はこちら ⇩ 

www.dekoboko5050.com

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田舎者ちょっと広い世界を知る

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ちょうど田舎から都会に移り住むことになった少し前、私はあのリーマンショックの所謂「派遣切り」の当事者で失業中でした。

最近、コロナウィルス騒動でリーマンショック越えの派遣切りが予想されるという記事を見て他人事とは思えない記憶が蘇ってきました。

 

当時の記憶はもうゴチャゴチャで個人的にはとても大変な時期だったのですが、初めての失業中だったこともあり、どう過ごしてよいか考えて就活をしながら毎日図書館に通ったり、畑を借りて野菜作りに挑戦してみたりと自分なりに初めての失業期間を無駄にしないよう過ごしていました。

 

当時、私は周囲とすべてにおいてズレが生じているように思えて、歯車が噛み合わない…何を話していても受け入れられない四面楚歌の状態だと感じていました。

どんなにあがいてもダメです。今思うとかなり力んでいただろうと思います。(その力みが周囲に伝わっていたのかもしれません)

完全に周囲と波長が違う。同じ場所に存在していても次元の違う世界に入っていたのかもしれないと思います(説明がわかりづらくてすみません)

 

 

図書館で読んだ本 

 

そんな状態の中で毎日通った図書館では、なぜか絵本から読みました。大人になってから初めて読んだものばかりでしたがとても新鮮で、少し疲れていた私には”やさしい絵”が視覚から色々なことを伝えてくれました。

絵本を読んでいく中で、印象に残っているのは「あらしのよるに」です。 

 
少ない文章と絵で表現されている世界に「深いなぁ」と感動しました。
 
前に絵本について触れている記事があります。ブログを始めたばかりで少々簡素ではありますがよろしければご覧ください。⇩ 

そして自己啓発や心理系、スピリチュアル系の本なども少しずつ読みました。

そして四面楚歌と感じていた中で、微かな光、生きる希望を見出すことができた1冊の本と出合いました。

 

財団法人メンタルケア協会の「人の話を聴く技術」という本です。

 

 

傾聴について

 

今は「傾聴」という言葉も多く耳にする世の中ですが、当時はスマートフォンもまだあまり普及されてなく、少なくとも私の周りでは話題にはならない言葉でした。

 

この本の中で、対話で心をケアするスペシャリスト『精神対話士』というのを知って、、もちろん自分自身が話を聴いてもらいたいと思ったのですが、自分自身のように辛い思いをしている人がいたら話を聴いてあげられるような人間になりたいと強く思いました。

 

それまで、ただ話を聞いたり聞いてもらったりと会話を楽しんできたつもりでしたが、”自分が周囲から遮断される”と感じる初めての体験をして(実際はそう感じただけかもしれないと今は思っています) 話を”聞く”のではなく話を”聴く”という大切さ、意味を強く感じたのです。

 

  • 「聞く」という漢字は、耳を門で閉じてしまっている。
  • 「聴く」という漢字は心の耳で話を聴くというように見える。(目という漢字も入っていますね)

 

英語で見てみると、

  • 聞く=hear=耳に入ってくる音を感じる(人の話も雑音も同じです)
  • 聴く=listen=もっと積極的な気持ちで相手が話していることを理解しようとする行為・耳を傾ける 

 というような意味にもなるそうです。

 

また、本の中で「会話」と「対話」の違いについて

  • 会話=意味情報の交換に重きをおいたもの
  • 対話=感情情報の交換、言い換えると共感を重視した会話

相手との会話の中で、相手の話を理解しているのに相手の感情を害してしまった…というような時は、言葉の意味(意味情報)は受け止めていても、言葉の裏側にある気持ち(感情情報)を受け止めきれていなかったということに原因があるのではないかと説明されていました。

 

私が四面楚歌に感じた時は、まさにその”対話”をすることが出来ていなかったのかもしれないと思いました。その日から、人の言葉には「意味と感情のセット」があると頭の片隅にいつも置いていて、時折その言葉がふと顔を覗かせてくれています。

 

 

最後に

こうしてその後、私とデコさんは精神対話士とはどういうものかを勉強するために夜行バスで講座に通いました。

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精神対話士にはなることはできませんでしたが、講座に参加したことは私にとってとてもよい経験になりました。知らない世界を知ることが出来たし、私と同じように悩んでいる人、それ以上に苦しんでいる人、悩んでいる人がいると知り世界が広がりました。

 

今日は少々長くなってしまいましたが、そんな感じでその後しばらくしていよいよ田舎者は都会へと旅立ったのでした(笑)

 

傾聴について、デコさんが記事にしてくれたので次回お届けしたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。